ドイツの大手自動車メーカー、フォルクスワーゲンの傘下にあるアウディは、2025年までに9500人の人員削減を行うと発表しました。日本円でおよそ7200億円のコストを削減し、持続可能な成長に向けて構造改革を進めるとしています。
アウディは26日、2025年までにドイツ国内のおよそ6万人の従業員のうち、9500人を削減をすると発表しました。
これによって、今後10年間で60億ユーロ、日本円でおよそ7200億円のコスト削減が可能になるとしています。
一方で、電気自動車の生産やIT化に対応するため、新たに最大2000人分の雇用を生み出すとしています。
アウディは排ガス規制を逃れるため、ディーゼル車に不正なソフトウエアを搭載していた問題が発覚して以降、ダイムラーやBMWなどの競合他社との競争で苦戦を強いられてきました。
今回、発表された人員削減の計画について、アウディは持続可能な成長を目指すための構造改革の一環だとしています。
ドイツの自動車業界では、今月14日にもダイムラーで管理職の10%を削減するなどの人員削減の計画が発表されていました。
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