自動車メーカー、スズキのことし9月までの中間決算は本業のもうけを示す営業利益が前の年の同じ時期より40%余り減りました。主力のインド市場の販売低迷などが影響しました。
スズキの発表によりますと、売り上げは前の年の同じ時期より9%減って1兆7554億円、営業利益は40%減って1186億円となりました。
中間決算で営業利益が減益となるのは8年ぶりです。
主力のインド市場で、ローンの審査が厳しくなったことなどを受けて販売台数が前の年と比べて26%減少したことや、国内で不正検査の問題をうけて対策を取るために生産を抑えたことで販売が落ち込んだことが主な要因です。
スズキの鈴木俊宏社長は「インドでは10月の販売が前年を上回り、明るい光も見えてきたが、市場が回復するか、非常に読みにくい状況だ。右肩あがりが続くわけではなく山あり谷ありの状況になると思うので、販売網の整備や新しい排ガス規制に対応する技術開発をしっかり進めたい」と述べました。
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