三菱自動車工業は来年3月までの1年間の業績見通しを下方修正し、本業のもうけを示す営業利益がこれまでの見通しより66%の大幅な減少となる見込みとなりました。当初の計画に比べて、中国やアメリカで販売台数が減少する見込みとなったことや、想定より円高が進んでいるためです。
三菱自動車は6日発表した中間決算で、来年3月までの1年間の業績見通しを下方修正し、売り上げはことし5月時点の見通しより5%減って2兆4500億円、営業利益は66.7%減って300億円になる見込みだとしています。
これは当初の計画よりも中国やアメリカなどで販売台数が減少する見通しとなったことや、外国為替市場で想定より円高が進んでいるためです。
三菱自動車の加藤隆雄CEO=最高経営責任者は「規模の拡大から収益重視の路線へ軌道修正を図っているが、世界的な需要の落ち込みや為替の逆風は想定以上のものだ。間接部門の人員削減や、開発を注力する地域やモデルを絞り込むなど、聖域なくコスト構造改革を推し進めていきたい」と述べました。
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